中古住宅の動向

記事のトップにも書きました中古住宅の動向ですが、
現在日本では住宅のストックが非常に多くなっており、
国交省の調査によると、平成25年では空き家率は13.5%に達し、
7~8軒に1件が空き家となっています。

そんな中でアンケート調査によると今後住み替える住宅として、
新築を志向する人は多いものの、既存住宅が良いという人や、
新築にこだわらないという意向を持つ人が増えてきているようです。

そこで知っておいて頂きたいことは、
既存住宅が持っている価値について考えて頂きたいと思います。

中古住宅の購入がなかなか進まないのは、
耐震性や、劣化、どこの会社が建設したかわからないということから、
やはり新築がいいとなることが多いようです。
一方、比較的安価で中古住宅を購入し、リノベーションするという方も、
いらっしゃいます。

上記の不安な点から中古住宅の購入に至らないということで、
中古住宅を購入する際には、売主は建物の状況を調査しているか、
調査している場合は調査結果の概要を説明するということが義務付けられました。

既存住宅の調査のことを「インスペクション」というのですが、
購入する際にはこういったことにも着目して頂きたいと思います。

近年では売主が調査をするだけでなく、買主がインスペクション業者に依頼をして調査することも増えてきているようです。
それは、一般の方が中古住宅を購入するにあたって有効な手段であり、
今後住んでいくための安心材料の一つとして利用できます。

しかも既存住宅を調査は資格を保有した建築士が行う必要がありますので、
責任を持って調査できているということです。

ストック住宅の利用は、豊かな街並みの形成や、現在ある自然の保護等にも繋がり、
今後もっと増やしていければいいと思います^^

私自身も先日インスペクション調査するための講習を受講し、
役立てていければ地域の発展につながると思っております。

中古住宅の検討をされる場合は、こんなこともあるんだということを、
知って頂ければ幸いでございます。

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